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繰り返す人格

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トピ主
投稿時間: 2018-10-20 19:56:30 携帯電話から | 投稿者のコメントのみ表示 コメントボーナス |逆順にブラウズ |閲読モード
怪談の宴
ゲーム内の名前: #c00FFCC仔核
ゲーム内のID: 1231010
サーバー: アジア
私は、あの頃から大人の人格が存在したのだろうか?

「そこは、私だけが小さくなったような不思議な所だった。ドラゴンの吐いた炎を寸前のところで避けて、急所を一突き!」

「わぁ!カートおじさん凄い!強いんだね!」

湧き上がる歓声と嬉しそうなカートおじさん。
しかし、私にはそれが嘘だということが分かっていた。私以外の子どもは彼の話に夢を膨らませていたようだが、私の中では平気で嘘を吐く大人への嫌悪感ばかりが膨らんでいた。

「君はどうだい?おじさんの話を聞いて」

目をつけられた。1人だけつまらなそうにしているのが目に入ったのだろう。その時、私は彼にこう言った。

「ドラゴンの鱗でも持ち帰ってこれば、大金持ちなれたかもしれませんね」

なんとも滑稽な話だろう?まぁ、これを期に日記をやめようと思う。

×××××××××××××××××××    6月12日


と、日記には書かれている。最後の1文は文字が掠れて読めないが、昔の私が可愛くない子どもだということだけは分かった。
突然だか、私は日記というものは素晴らしいものだと常々思う。私はある日、事故に合い記憶を無くしてしまったらしい。その時、私に「私」を教えてくれたのがこの日記である。しかし、

「このページにも有益な情報はなしか…」

分かったのは本名と小説家だったということだけ。何も分からないまま、私は今、探偵として活動している。のだが、実は、依頼先の館に閉じ込められている。だから暇を持て余し、今になって自分の日記を読んでいるのだ。

「あぁあ、嵌められたのかな」

そんな自分を恥じながら、さっき見つけた隠し本棚の本を手に取る。表紙には『レオ・ベイカー』と、名前と思わしき文字が書いてある。そこには彼の狂いゆく様が描かれていた。

「そっか、彼も日記を書いていたのか。彼はこの館の持ち主だろうか」

その日記は、まだページが残っているにも関わらず、7月19日で終わっていた。私は彼を'よく知る'べく、隣の本を手に取った。

『アナ・トルバ』ー今日は1人の男が追放された。日記のルールを破ったんだわ。彼がただ追放されるのか、殺されるのかは知らないけど、そんなの自業自得よ。みんな賞金を求めてやって来ているのだから、多少のリスクは覚悟しないといけないわ。7月20日

「日記を止めるのはルール違反?しかも、これはレオ・ベイカーのものではない?」

更に隣の本を手に取る。

『クリス・マザラン』ー最初の追放者が出てから1週間がたった。もう私も限界だ。日記を止めて、追放されよう。最後に自慢話をするとしよう。私は子どもの頃から人の嘘を見抜く素質があったようだ。カート・フランクと名乗る男が自分の倒したドラゴンについて話したそうだが、その時、私はそれが嘘だと分かったそうだ。不気味だろ?

「カート・フランクだって?それって確か、私の日記にも出ていたよな?」

自分の日記を確認する。

「やっぱりそうだ。これは私の日記だ。しかし、名前が違う。私は以前にも記憶を失ったことがあるのか?それに『日記を止めて、追放されよう』とはなんだ?」

「!!もしかして」

最後のページを確認する。
最後の日記が6月12日…前日の日記が…ない?!レオ・ベイカーの追放も日記を止めたのが原因だった。これは…偶然なのか?
慌てて自分の日記を読み返す。

「!?」

掠れて読めなかったところが鮮明に見える。そこには
『まぁ、前の私が言っていたことなんだがな』と一言。今まで見落としていただけか?いや、ありえない。この日記は何度も読んだ。解読しようと試みていたはずだ。だとすると…無意識にこの事実から目を背けていたのか…?もしそうならば、今の私はいったい…『何番目の人格』なんだ……?そして…過去にこの荘園のゲームに参加していたのか?
その時、背後から冷たい足音とともに、聞き覚えのある声が聞こえた。

「また会いましたね…さぁゲームを始めましょう」
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