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収穫の宴

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投稿時間: 2018-10-22 19:00:37 携帯電話から | 投稿者のコメントのみ表示 コメントボーナス |逆順にブラウズ |閲読モード
怪談の宴
ゲーム内の名前: *sakura*
ゲーム内のID: 1999930
サーバー: アジア
   

「収穫の宴」
     

ある日、いつものように棚にある膨大な日記の一冊を読み漁っていた時、とある日記の一つが私の目に止まった。日記の日付は10月31日、記録者は『Jack the Ripper(ジャック ザ リッパー)』となっていた。彼はいつもこちらに話しかけるように日記を書く。いや、正確に言うならばリッパーの中の『彼』にだろうか。私は探偵としてというよりか一人の人間としてリッパーに興味を抱いている。そして私はいつものように日記を読み進めていった。


「10月31日
こうやって日記を書くのは、もう何度目になるのだろうか。数えきれないほど日記を書いたということは、かなり長い間この荘園にいるということなのだろう。数週間かもしれないし、数ヶ月、あるいはもう数年ということもあるかもしれない。日記をつけているというのにこんな曖昧な記憶しかないのもきっと『彼』のせいであるのかもしれないが、ここで『彼』を責めても仕方がない。『彼』だってそんなつもりはないのだろうから。正直なところ、私がこれまでどんなことをしてきたのか、あまりよくわかっていない。『地獄のゲーム』は基本彼に任せているし、この荘園はそれがほとんどであるからよくわからないのも当然だろう。私に解るのは、これ以上『彼』による被害者を出さないためにはここに居るのが一番だということだ。いや、『彼』も私の被害者であるようなものか.....少々前置きが長かった、では今日あったことだが・・・・・」


いつも通り眠りから目覚める。私が目を覚ます時間はまちまちだ。というか、1日に数回はある。普通に朝に起きるときと『彼』と入れ替わるときである。カーテンが閉まっているので今回は前者であろう。入れ替わっているときにはカーテンをしめない、このルールは体の疲れを溜めないために彼と決めたルールだ。入れ替わっている時は精神的には休んでいるものの体は休まっているわけではない。このルールを決めるのにはとても苦労した、なにせ『彼』とは話すことができない。最初は日記に書いてみたものだが、『彼』は私の日記を読まないらしい。いろいろと工夫して(ページを一枚ちぎってそこに書いて握りながら入れ替わったというだけだが)なんとか『彼』と約束を交わすことが出来たのである。私は同じ方法で『彼』とコンタクトを取ろうとしたが、ほとんど返答がないところから、あまりコンタクトを取りたくないらしい。
そして私はソファからむくりと起き上がった。(部屋にはベッドもあるが、私は小さい頃からソファに縮こまって寝るのが好きなのである。)するとドアの側に1つの封筒が落ちていた。それは、パーティーの招待状だった。
「今夜、7時より、『収穫祭の宴』を行います。この頃は協力狩りでもハンター同士の協力が必要になってくるでしょう。ハンター同士の親睦を深めるためにも、奮ってご参加下さい。       荘園主より」
私は行くかどうか少し迷った。彼らは『彼』しか知らないのだ、この私とは面識がないし、これからもほとんどないだろう。しかし、彼らと知り合っておいて損はないだろう。そう思い、招待状をテーブルの上に置いたその時、ノックの音が六回、静かな部屋に響いた。そう、『彼』を呼ぶ合図だ。私はカーテンを開け、ソファに座り直すと静かに目を閉じる。『彼』を呼ぶ鍵は単純だ、憎しみ、悲しみ、怒り......『彼』は私であって私ではないなんて思っていたがほとんど私なのかもしれない。そんなことを考えている内に私は夢の中へ旅立っていった。


そして俺は自分の意思で手を動かせることを確認した。画面の前の読者様はきっと突然の展開に頭がついてきてないだろうから説明しておこうか。俺はもう一人のジャック
ザ リッパー、つまりこの体の主に『彼』だなんて言われてる者だ。これでわかるかな?まあ、入れ替わったってことだよ、読者様。ん?メタ発言は控えろって?仕方ないな。
さっき我が主が『コンタクトを取りたがらない』と言ってたが、別に取りたくないわけではない。取る意味が感じられないだけだ。こっちは向こうの意識の中に居るわけで、別に紙で書かれなくたって分かってしまう。そしてやつは大したことを伝えてこない。今じゃ逆になんとか伝えようとしてる姿が滑稽で面白がってる部分がほとんどだがな。
まあ、いいさっさとゲームに行こうじゃないか、サバイバー達が震え上がる様を見に、、、

そして私はまた椅子の上で目を覚ました。見るともう日が暮れていた。


会場で私が唯一話したのは、復讐者 レオ だった。私はすぐに彼がレオだとは気がつかなかった。それもそのはず、彼はいつもの包帯をはずしていたのだった。私が気がつくことができたのは、あの特徴的なこん棒のおかげである。彼の顔は大きな火傷を除けば綺麗に整っている。私がじろじろと見ていたのに気がついたのか、こちらに寄ってくると、「どうも、、」と声を掛けてきた。私はてっきりうなるだけなのかと思っていたが、それなりに喋れるらしい。ベイカーさんはいつもの包帯してないんですね、と私が言うと彼は物静かに話した。
「ベイカーという名はもう捨てたんだ、レオでいい。」と言うとさらに続けた。
「包帯はこの中じゃしないようにしてるんだ、痛みを忘れると生きてる感じがしないんだ。」完全にわすれちまうと、あのピエロみたくなっちまうからな、と小声で付け足す。
ふと、ピエロことジョーカーの方を見ると落ち着きなく首元を掻きむしっている。いつもあれだけ強く掻きむしって痛くないのだろうか、と疑問に思っていたがそういったことらしい。
「こんなことをいきなり聞いて申し訳ないが、あんたはなんでこのゲームに参加したんだ?」いや、単なる興味なんだがね、と彼は付け加える。案外おしゃべりなんだな、などと驚いていると、彼が話始めた。
「皆ここには理由があって来てる。あんたも知っているだろう?ハンター側が勝利すると願いを1つ叶えるっていう。そこの蜘蛛女は『元の姿に戻ってもう一度舞台に立ちたい』向こうの白黒無常のやつは『もう一度彼に会いたい』、そしてこの俺は『家族を取り戻したい』だ。」まさかこのゲームに自分の娘と家族を奪った男がいるだなんて思ってもいなかったがな、と彼は少しだけはにかんだ。私は自分の理由を語った。
「なるほど、『彼』と解り合えたい、か......」レオは下を向き項垂れる。
「このゲームに参加している以上、おいそれと他人の応援なんてものは出来ないんだが、皆応援したくなるような感情が沸いてくるな......」と彼は少し笑った......



......という感じだ、だらだらと書いてしまったな......私は少し誤解をしていたようだ。このゲームは地獄だと思っていたが案外そんなこともないのかもしれない。こんなことを言ったら『彼』はどう思うのだろうか。それが解るのはこのゲームをクリアしたときになるだろう。
                                                           ジャック ザ リッパー」


私は、日記を読み終え、違和感を感じた。そして次のページをめくると、驚くべきことが書かれていた。



「11月5日

以前の私は間違っていた。これはやはり地獄のゲームなのだ。あの夜のあとレオは荘園主にから話があったらしい、というのは今日聞いた話である。あの宴で話したレオはもうみる影もなかった。すっかり変わってしまっていたのだ。家の中では包帯をしないといっていたのに、ずっと包帯をつけるようになり、話しかける者に容赦なくこん棒を振り回すようになった、そるはまるであのピエロのようであった......荘園主と何があったのかなんて想像したくもない、私は正気を保っていられるのだろうか。もう不安しかない......
                                                            ジャック ザ リッパー」





この日記から、荘園主は道から外れたハンターは正気を無くさせられるらしい。私が今まで読んできたレオの日記はこの後のものだろう。いつも彼は狩りを楽しむかのようだった。私が推測するに、何かしらの洗脳であろう、、、、
このゲームには希望はない。正真正銘の『地獄のゲーム』なのだ......
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投稿時間: 2018-10-23 12:24:13 | 投稿者のコメントのみ表示
いつも通り眠りから目覚める
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